自作水中フロート 製作過程

水中動画撮影にとって機材の浮力バランスはとても重要な要素だと思ってます。今回新機材となるパナソニックGH3用ハウジングに自作フロートを組む事になったのでその製作過程を紹介します。

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ビデオカメラのハウジングと一眼のハウジングは縦方向の形が異なる。(ビデオは縦長、一眼は横長) この形の違いが動画映像の上下方向のブレに繋がりやすい事に気が付いた。

上の写真は既存のフロートとハウジングの位置関係だが、フロートを軸として上下方向のブレが抑えにくい。  ビデオハウジングなら縦長なのでこの位置関係でもブレを抑えやすい。  そこでフロートを縦長にすべく製作を始めた。

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初めに浅い海(水深1m)でペットボトルを使ってハウジング・ライト・ストロボ・ワイコンを含む総重量を相殺する自分にとって理想的な浮力を調べておく。(比重の関係から淡水はNG)   その空気の体積を砂で置き換えたのが上写真。

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その砂がピッタリ入るアクリルの筒と各種アクリルパーツを用意した。 筒のアクリル厚はあえて薄い3mmとした。  なおアクリルパーツは日ごろ大変お世話になっている某特殊アクリル加工のM氏の協力です。ありがとうございます。

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接着はアクリル接着剤で位置決めし、レジンで強度の補強・防水・強固な接着をしている。 レジンは一般にはあまりなじみが無い素材だろうがアクリルと強固な接着し、強度もアクリル並みでパテやシリコンのコーキングを使うよりアクリル接着には理想的。              ちなみに僕の自作水槽にも使っており十年たっても水漏れをしない程強固で防水性も高い。

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厚さ3mmのアクリルでは水圧強度がないので隔壁のアクリルを内部に貼っていく。

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片方から順に接着すると最後には3mmの薄いアクリルとの接着になり強度が落ちるのでリング状のアクリルを入れて接着面積と強度を確保する。

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筒の上にネジ穴を切った板を接着。

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サーフェイサー(プラサフ)と呼ばれる塗装の下地材を塗った処。 (注:サーフェイサー&プラサフは車の塗装や模型の下塗りに使われる。カーショップで手に入る)

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アームには板をネジ止め。これをフロートにつける。10

位置関係はこうなる。 上下のブレを抑える効果が期待できる。  なおネジ穴をズラす事でフロートは前後に動かせるのでフロートがストロボの影にならないようにする予定。

年末の休日を利用して急ぎ組み立てたので今回はここまでです。 使用レポート及びフロートの最終塗装はまたいずれ。

さて1/1から伊豆で潜ってきます。 皆さんよい年末年始をお迎え下さい。

 


カテゴリー: 撮影機材   作成者: kendiverd パーマリンク

kendiverd の紹介

本名:平塚 健 水中動画撮影を最上の趣味とし、目的に合わせた変態機材を作る事を楽しんでいる。 その他の趣味として陸上風景写真、野鳥撮影、キャンプを楽しむ都会生まれの都会育ちなのに一向に都会に馴染めぬオヤジ。 ケン・ダイバードのバードは野鳥の意味もあるのに最近野鳥撮影は控えめ。

自作水中フロート 製作過程” への2件のコメント

  1. ショウジンガニさん レス遅くなりました。
    一眼やコンパクトカメラで動画を撮る人が増えているので、少しでも参考になれば幸いです。
    浮力とバランスを考えると、時代とともにカメラがコンパクトになってもフロートなどの周辺機材を含めた大きさはたいして変わらない気がしています。

    自分の場合も新機材パナGH3は、かっての愛機・業務ビデオZ1-Jの1/4の大きさになりましたが、ブレを打ち消すフロートはある程度撮影機材から離す必要があるので全体の大きさはたいして変わっていません。
    まあ陸上重量は軽くなったので旅行は楽になりましたが・・・。

    三脚等は除きダイバーが手持ちで扱える大きさは決まっている気がします。

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